インテリア関係の仕事とはよく耳にします。インテリアのお仕事とは「私たちの生活を取り巻く環境を演出する仕事」です。人は常により快適に、より心地よく過ごせる空間を求めています。お店や住空間、ホテル、公共の施設など、インテリアのプロフェッショナルが作り上げた空間には華やかさや安らぎ、そして居心地の良さを感じることができるでしょう。
家具や照明、カーテンやクロス、カーペットなどのあらゆるアイテムを色や形、性能を考えながらデザインしたりトータルにコーディネートすることで、お客さまのニーズにあった空間を作りあげていくのです。また、草木や花を巧みに使いアレンジをするフラワーデザイン、庭などのインテリアとエクステリアの融合したデザインを手がけるガーデンデザインも、インテリアデザインの仕事といえます。
インテリアの仕事には、コーディネートの知識だけでなく、各アイテムの知識や建築関係の知識と経験、そしてもちろんセンスが非常に問われる仕事なのです。また何よりお客様との会話が主になってきますのでコミュニケーション能力も大変重要になってきます。インテリア関連の仕事をする人は、設計事務所やデザイン事務所、メーカーで働く人も多いですが、フリーで仕事をする人が多いのも特徴です。
また、女性の活躍が目立つ分野の仕事でもあります。インテリアの仕事は、インテリアを入り口に、お客さまのライフスタイルそのものも提案できる仕事、そしてつくり上げた空間で人々の笑顔を見ることができる非常に夢のある仕事と言えるでしょう。また最近では、リフォームの分野でインテリアの仕事に対する需要が増えています。
インテリア設計士とはどのようなものなのでしょうか。インテリア設計士には資格があり、経済産業大臣の許可を得た社団法人日本室内装備設計技術協会(日本インテリア設計士協会)が認定する資格のことです。インテリア設計士資格検定試験に合格し、登録を行うことで「インテリア設計士」の資格を得られます。インテリアに関する設計・施工などの高度な知識・技術・技能があることを証明しています。
日本インテリア設計士協会は、インテリア設計士資格試験を行うことにより、知識や技術、そして技能を学ぶだけでなく、「インテリア」という定義を正しく理解してもらいたいという意図についても含まれています。「インテリア」といえば、テーブルや椅子などの家具やカーテンなどを想像しがちですが、最近では、空間全体の音、光、色、香りまでも含めて「インテリア」と呼ぶ傾向にあります。
建築のハード部分を「スケルトン」に対する言葉として「インフィル」が使われていますが、そのインフィルの全てがインテリアを指すものなのです。インフィル=インテリアという考え方は、国土交通省発行の公式資料でも採用されています。「インテリア」という言葉を正しく使うことによって、インテリア業界を正しい方向に導くことができると考えています。
