インテリア設計士試験における実技試験の設計・製図課題は、検定実施の1ヶ月前に事前発表し、受験申請順に配布されます。だからといって学習期間も1ヶ月でよいという訳ではありません。インテリア設計士はけして易しい試験ではありませんから、学習期間もそれなりになります。取得期間の目安は、2級取得に約3ヶ月程度、1級取得には当然3ヶ月以上の期間が必要になります。
課題発表までは、学科試験、実技試験ともに事前に過去問題を解くなどして課題発表に備えておきましょう。それでは課題が発表されてからの1ヶ月はどのように過ごしたらよいのでしょうか。課題発表された後の1ヶ月間では、まず課題に対するコンセプトを考えましょう。
実技試験では企画計画と表現技術が身に付いているかが評価のポイントとなります。課題の概要には、場所、人、物などがかなり細かく指定されていますから、試験では当然、その内容にそったデザインがされているかが重要な採点ポイントになってきます。要求内容をしっかりと理解して1ヶ月で整理しましょう。
インテリア設計士の試験は、時間だけで見ると学科試験の1時間半に対し、実技試験は11時間とほとんどが実技試験に当てられています。よって時間に対するペース配分も常に念頭におきながら繰り返し図面を作成しましょう。「時間がたっぷりあるとゆっくりしていたら間に合わなくなってしまった。」といったことがないように気をつけましょう。
インテリア設計士とはどのようなものなのでしょうか。インテリア設計士には資格があり、経済産業大臣の許可を得た社団法人日本室内装備設計技術協会(日本インテリア設計士協会)が認定する資格のことです。インテリア設計士資格検定試験に合格し、登録を行うことで「インテリア設計士」の資格を得られます。インテリアに関する設計・施工などの高度な知識・技術・技能があることを証明しています。
日本インテリア設計士協会は、インテリア設計士資格試験を行うことにより、知識や技術、そして技能を学ぶだけでなく、「インテリア」という定義を正しく理解してもらいたいという意図についても含まれています。「インテリア」といえば、テーブルや椅子などの家具やカーテンなどを想像しがちですが、最近では、空間全体の音、光、色、香りまでも含めて「インテリア」と呼ぶ傾向にあります。
建築のハード部分を「スケルトン」に対する言葉として「インフィル」が使われていますが、そのインフィルの全てがインテリアを指すものなのです。インフィル=インテリアという考え方は、国土交通省発行の公式資料でも採用されています。「インテリア」という言葉を正しく使うことによって、インテリア業界を正しい方向に導くことができると考えています。
