インテリア設計士の試験を主催している日本インテリア設計士協会では、すでに過去45回の検定試験を実施しています。協会のホームページではその一部の試験問題が紹介されています。実技試験は、課題概要、要求図面、製図要領と添付の図面を良く見て解答してみるとよいでしょう。
実技試験の設計・製図課題は、検定実施の1ヶ月前に事前発表し、受験申請順に配布されます。事前に過去問題を解くなどして、課題発表に備えましょう。課題発表後の1ヶ月間では、まずコンセプトから考えます。実技試験では企画計画と表現技術が身に付いているかが評価されます。1級と2級とでは、要求される図面に違いがあります。当然1級のほうが難題となることは言うまでもないでしょう。
課題の概要には、場所、人、物などがかなり細かく指定されています。試験では当然、その内容にそったデザインがされているかが重要な採点ポイントになってきますので、要求内容をしっかりと理解して1ヶ月で整理しましょう。
図面は当然正確に書きましょう。特に注意する点には寸法の書き忘れがあります。寸法などの細かな部分は後回しとしがちなものです。時間がなくなってくるとよく忘れてしまうことがあります。書き忘れがないかよく確認してから提出するようにしましょう。
実技試験は、試験の1日目で13時から17時まで、試験の2日目で9時から12時までと13時から17時までの合計約11時間にも及ぶ長丁場です。ある程度どの図面にどれだけの時間をかけるのかペース配分を計画的に進めていきましょう。集中力を切らさずがんばりましょう。
インテリア設計士とはどのようなものなのでしょうか。インテリア設計士には資格があり、経済産業大臣の許可を得た社団法人日本室内装備設計技術協会(日本インテリア設計士協会)が認定する資格のことです。インテリア設計士資格検定試験に合格し、登録を行うことで「インテリア設計士」の資格を得られます。インテリアに関する設計・施工などの高度な知識・技術・技能があることを証明しています。
日本インテリア設計士協会は、インテリア設計士資格試験を行うことにより、知識や技術、そして技能を学ぶだけでなく、「インテリア」という定義を正しく理解してもらいたいという意図についても含まれています。「インテリア」といえば、テーブルや椅子などの家具やカーテンなどを想像しがちですが、最近では、空間全体の音、光、色、香りまでも含めて「インテリア」と呼ぶ傾向にあります。
建築のハード部分を「スケルトン」に対する言葉として「インフィル」が使われていますが、そのインフィルの全てがインテリアを指すものなのです。インフィル=インテリアという考え方は、国土交通省発行の公式資料でも採用されています。「インテリア」という言葉を正しく使うことによって、インテリア業界を正しい方向に導くことができると考えています。
