インテリア設計士資格試験は、1級、2級共に大きく分けて計画、技術、法規法令の3つに分類されます。さらに、その中でいくつかの分野に分けて勉強します。2級は、「計画」デザイン論(インテリアデザイン関連情報・基礎用語解説)、デザイン史(現代に見られる伝統や中世・近世建築・家具様式)、デザイン基礎(形態・色彩の構成とその基礎知識)、インテリア計画(室内平面計画・照明計画などと家具の機能・寸法・人間工学関連)。
「技術」材料論(内装材料(床・壁・天井仕上材の種類と特性など、家具材料(木材・金属・繊維・プラスチックなどの特性・用途など)、構造・生産(建築・室内構造の基礎知識と家具生産(構造・加工技術・塗料・塗装技術など)、室内設備・装飾(照明機器・空調機器・衛生機器・その他装備品の基礎知識、繊維製品(カーテン・カーペット・壁クロス他)の特性と施工)。
「法規法令」建築基準法・消防法・関連法規法令(建築基準法・防災に関する基礎知識、製品安全などに関する基礎知識)。1級は、「計画」デザイン論(インテリアデザイン・環境デザイン関連情報)、デザイン史(建築・家具様式、デザイン運動から近代デザイン)、
インテリア計画(平面計画・照明計画・色彩計画・人間工学・モデュラーコーディネーションなど)、室内環境(光と色彩・音環境・熱と空気環境(断熱・保温・湿度・通気・換気)。「技術」材料論(内装材料(種類・特性・用途など、家具材料(種類・特性・用途など)、施工・生産(室内施工(造作・施工・塗装・仕上など)・工法・構造の知識、家具生産(構造・加工技術・塗装・仕上など)、
室内設備・装飾(電気・給排水衛生・空調・ホームセキュリティシステムなどの諸設備、ウインドウトリートメント・壁装、その他室内装備の商品知識と施工)。「法規法令」建築基準法・消防法・関連法規法令(建築基準法・消防法に関わる施行令と基礎知識・防災知識・内装制限による材料と施工法)、安全関係品質表示と規格関係(消費者保護基本法・家庭用品品質表示法・JIS・JASなどの施行令)。
インテリア設計士とはどのようなものなのでしょうか。インテリア設計士には資格があり、経済産業大臣の許可を得た社団法人日本室内装備設計技術協会(日本インテリア設計士協会)が認定する資格のことです。インテリア設計士資格検定試験に合格し、登録を行うことで「インテリア設計士」の資格を得られます。インテリアに関する設計・施工などの高度な知識・技術・技能があることを証明しています。
日本インテリア設計士協会は、インテリア設計士資格試験を行うことにより、知識や技術、そして技能を学ぶだけでなく、「インテリア」という定義を正しく理解してもらいたいという意図についても含まれています。「インテリア」といえば、テーブルや椅子などの家具やカーテンなどを想像しがちですが、最近では、空間全体の音、光、色、香りまでも含めて「インテリア」と呼ぶ傾向にあります。
建築のハード部分を「スケルトン」に対する言葉として「インフィル」が使われていますが、そのインフィルの全てがインテリアを指すものなのです。インフィル=インテリアという考え方は、国土交通省発行の公式資料でも採用されています。「インテリア」という言葉を正しく使うことによって、インテリア業界を正しい方向に導くことができると考えています。
