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020インテリア設計士試験の概要 アーカイブ

2008年07月09日

受験資格について

インテリア設計士試験は誰でも受けられるものではありません。2級は学歴又は実務経験、1級は学歴と実務経験の両方が必要です。詳細の条件は、下記のいずれかに該当すること。2級インテリア設計士。 1.この種大学、短期大学、高等学校、専門・各種学校、あるいは専門教育を卒業または修了し者、および在学中の者。

2.一級建築士(※1)、二級建築士(※1)、木造建築士(※1)、インテリアプランナー(*2)、イン テリアコー ディネーターの資格を有する者。3.1および2に該当しない者で、2年以上の実務経験があり、これらと同等の資格があると認められる者。4.2級インテリア設計士資格検定試験の実技または学科試を、過去3年以内に合 格している者。

1級インテリア設計士。 1.この種大学を卒業し、1年以上の実務経験のある者。2.この種短期大学を卒業後、2年以上の実務経験のある者。3.高等学校を卒業し2年以上の専門教育を修了後、2年以上の実務経ある者。4.この種高等学校を卒業後、3年以上の実務経験のある者。5.2級インテリア設計士資格取得後、2年以上の実務経験のある者。

6.一級建築士(※1)、インテリアプランナー(※2)、二級建築士、あるいは木造建築士の資 格を有する者。7.インテリアコーディネーターの資格取得後、2年以上の実務経験のある者。8.1から7に該当しない者で、5年以上の実務経験があり、これらと同等の資格があると認められる者。9.1級インテリア設計士資格検定試験の実技または学科試験を、過去3年以内に合格 している者。

注:1)この種とは、インテリア、建築、住居学、生活科学、住環境ならびに、それらに準ずる課程をいう。また、専門教育とは、学校の形式にとらわれない専門教育全般をいう。2)実務の内容は、インテリア設計・デザイン、あるいはそれに準ずる業務をいう。3)(※1)は実技試験を、(※2)は学科試験の免除を受けることができる。免除を受ける場合は、申請時にその旨申し出、証明書を添付すること。

学科試験・実技試験の免除

インテリア設計士資格試験では、他の類似した資格を持っていると学科試験や実技試験が免除されることがあります。それは他の資格によって同等の知識や技術があると判断されるからです。2級では、一級建築士、二級建築士、木造建築士、インテリアプランナー、イン テリアコー ディネーターの資格を持っていると免除されます。

一級建築士、二級建築士、木造建築士を持っている場合は実技試験の免除、インテリアプランナー、イン テリアコー ディネーターの資格を持っている場合は学科試験が免除されます。1級では、一級建築士、インテリアプランナー、二級建築士、あるいは木造建築士の資 格を持っていると免除されます。

一級建築士の資格を持っている場合は実技試験の免除、インテリアプランナー、二級建築士、あるいは木造建築士の資格を持っている場合学科試験が免除されます。1級の場合は、インテリアコーディネーターの資格取得後、2年以上の実務経験のある人も免除を受けることができます。また、1級、2級共に学科試験もしくは実技試験のどちらかだけ合格した場合は、以降3年間は合格した方が免除されます。

学科試験・実技試験の免除を受ける場合は、申込み時に資格証明書が必要となりますので、忘れずに添付して下さい。免除があるため、他の資格を取得してから受けるとより合格する可能性が高くなるかと思います。特にインテリアコーディネーター資格は、誰でも受けられる試験なので、余裕がある人は受けてみると良いでしょう。

受験日と試験会場

インテリア設計士資格試験は毎年年1回、7月に実施されます。年に1回だけなので、申込み忘れなどにご注意ください。試験は土曜・日曜の連続した2日間で行われます。試験時間は、1日目10:15〜17:00、2日目9:00〜17:00です。まず1日目の10:15から15分試験の説明があります。その後10:30から2時間半学科試験を行います。学科試験が終わったら1時間のお昼休憩を挟み、13:00から実技試験となります。

2日目は、1時間のお昼休憩を挟み、午前、午後共に終日実技試験を行います。2日間にわたる試験になりますので、1日目に終えた分はそのまま会場に残し、持ち帰ることはできません。12時間の実技試験中は、1日目ににどこまで仕上げなくてはならないなどの制約はないので、自由に自分のペースで進めて構いません。

インテリア設計士資格試験は、全国の支部がある都道府県で実施されています。北海道、青森、秋田、岩手、宮城、山形、福島、埼玉、千葉、東京、神奈川、富山、石川、福井、愛知、京都、大阪、兵庫、奈良、鳥取、広島、徳島、高知、福岡、長崎、熊本に支部があります。

受験会場は、支部協会が決定します。主に専門学校や大学などが会場として使われます。場合によっては、自分が通っている学校で受けることができるかもしれません。自分が通っている学校で受験することができれば、緊張することもないでしょうが、会場は支部協会が決定しますので、郵送されてくる受験票に従って下さい。

受験申込み方法

インテリア設計士資格試験の申込み方法は、検定料を指定の郵便振替口座に振り込み、その「払込金受領証」を申請書類に貼付し受験する支部協会へ郵送または持参します。申込み期間は、6月で約20日間程の期間内に申込んで下さい。受験料は1級、2級共に15,000円で、学科試験または実技試験のどちらか1方合格されている方は10,000円となります。

受験科目免除による受験の場合は、15,000円になりますので、間違わないようご注意ください。また、受験資格に満たなかった場合は、受験資格審査料を差し引き、13,000円の返還となります。申込みに必要な書類は、日本インテリア設計士協会および支部協会事務局が配布しています。無料で請求することができますので、受験する場合は問い合わせて下さい。

必要な書類は、インテリア設計士資格検定申請書、写真2枚(6か月以内に撮影したもの) タテ×ヨコ=45mm×35mm、受験票・払込金受領貼付用紙、受験資格を証明するものです。また、実務経験がある方は実務経歴書も必要です。受験資格を証明する方法は9つに分類され、A=卒業証明書と実務経歴書、B=卒業証明書または在学証明書、C=資格証明書、D=資格証明書と実務経歴書、E=実務経歴書、F=成績通知書の6種類があります。

学歴や実務経験、他の資格取得による免除を受ける場合など、自分に必要な書類を良く確認し、送り忘れがないように注意しましょう。また、受験する支部協会へ郵送することも間違えないようにしましょう。

合格発表から登録まで

合格発表は8月で、受験者本人に郵送されてきます。学校で受けられた方は、まとめて学校から渡されることもあります。合格したら、日本インテリア設計士協会に登録する必要があります。初回登録費は20,000円で、指定口座へ振り込みます。そして、登録申込書に資格登録カード用写真タテ×ヨコ=45mm×35mmと、「払込金受領証」を9月15日(月)までに、協会本部に郵送します。

登録すると資格取得が認められ、「インテリア設計士証書」および「資格登録カード」と記念品(ラペルピン)が交付されます。初期登録期間は2010年3月31日まで有効で、その後、「支部会員制度」か「非会員制度」を選ぶことができ、それぞれの方法で更新料が必要です。

登録の更新料は毎年かかってきます。しかし、毎年お金を払わなくてはならないので、実際のところは更新していない人も多いです。正しい手続きをするに越したことはありませんが更新はしなくとも、インテリア設計士資格を取得したことにかわりはありません。試験で提出した図面はすべて採点されて返ってきます。指摘されたところはよく見直すようにして、今後に役立てましょう。

インテリア設計士資格試験に合格したことより、何を学び、何を得たかが大切なことです。学んだ知識や技術を失わないように努力し、更なるステップアップを目指し学び続けて欲しいと思います。2級に合格したら1級を、1級も合格したらインテリアプランナーや建築士の資格に挑戦してみて下さい。

学科試験方式について

学科試験は、1級、2級共にほとんどが選択式の問題になりますが、○×問題や記述式問題もあります。選択式問題は、5択と3択で出題され、文章問題の穴埋めなどです。選択肢も少ないので、比較的答えやすい問題になります。選択式の問題の中には、イラストを見て解く問題も出題されますので、文字だけでなく目で見てデザインを覚えることも大切です。

他には、たくさんある中の1つと、内容を結びつけるものや、たくさんの語句の中から選ぶ問題もあります。難しいのは、記述式の問題で、用語の意味を書く問題が出題されることです。近年注目されてきている用語なども積極的に出題されますので、インテリア関係の用語はある程度理解していないと答えられません。

ほとんどは公式テキストから出題されますが、分野も範囲も広いので、日頃から知識を深め、記述式の問題対策をしておきましょう。さらに、学科試験ですが、文章問題だけでなく簡単な図形を作図する問題も出題されます。文章だけでは表現できないデザインの問題などです。作図する問題は、例えば2級であればアイソメトリック図などほぼ同じような問題が出題されますので、描き方だけ知っておけば解ける問題だと思います。

学科試験は、出題方式はさまざまですが、内容はほとんどテキストに載っていますので、出題方式に惑わされず落ち着いて解くよう心がけましょう。焦って最後に作図問題が間に合わなかったなんてことがないよう、作図問題には少し時間がかかりますので、試験問題が配布されたら問題全体を確認し、時間配分を考えておくと良いかと思います。

学科試験科目について

インテリア設計士資格試験は、1級、2級共に大きく分けて計画、技術、法規法令の3つに分類されます。さらに、その中でいくつかの分野に分けて勉強します。2級は、「計画」デザイン論(インテリアデザイン関連情報・基礎用語解説)、デザイン史(現代に見られる伝統や中世・近世建築・家具様式)、デザイン基礎(形態・色彩の構成とその基礎知識)、インテリア計画(室内平面計画・照明計画などと家具の機能・寸法・人間工学関連)。

「技術」材料論(内装材料(床・壁・天井仕上材の種類と特性など、家具材料(木材・金属・繊維・プラスチックなどの特性・用途など)、構造・生産(建築・室内構造の基礎知識と家具生産(構造・加工技術・塗料・塗装技術など)、室内設備・装飾(照明機器・空調機器・衛生機器・その他装備品の基礎知識、繊維製品(カーテン・カーペット・壁クロス他)の特性と施工)。

「法規法令」建築基準法・消防法・関連法規法令(建築基準法・防災に関する基礎知識、製品安全などに関する基礎知識)。1級は、「計画」デザイン論(インテリアデザイン・環境デザイン関連情報)、デザイン史(建築・家具様式、デザイン運動から近代デザイン)、

インテリア計画(平面計画・照明計画・色彩計画・人間工学・モデュラーコーディネーションなど)、室内環境(光と色彩・音環境・熱と空気環境(断熱・保温・湿度・通気・換気)。「技術」材料論(内装材料(種類・特性・用途など、家具材料(種類・特性・用途など)、施工・生産(室内施工(造作・施工・塗装・仕上など)・工法・構造の知識、家具生産(構造・加工技術・塗装・仕上など)、

室内設備・装飾(電気・給排水衛生・空調・ホームセキュリティシステムなどの諸設備、ウインドウトリートメント・壁装、その他室内装備の商品知識と施工)。「法規法令」建築基準法・消防法・関連法規法令(建築基準法・消防法に関わる施行令と基礎知識・防災知識・内装制限による材料と施工法)、安全関係品質表示と規格関係(消費者保護基本法・家庭用品品質表示法・JIS・JASなどの施行令)。

実技試験内容について

実技試験の課題は、試験の1ヶ月前に発表されます。その後試験までの1ヶ月間で、コンセプトから考えます。実技試験では、企画計画と表現技術が身に付いているかを評価されます。2級では、「企画計画」生活住空間としての計画案・仕様書の作成。「設計製図」室内設計図(設計意図・平面図・天井伏図・パースグリッドによる透視図・家具図面など)。

1級では、「企画計画」生活住空間としての企画計画・仕様書の作成。「設計製図」室内設計図(設計意図・平面図・展開図・天井伏図・透視図・詳細図)。と、要求される図面に違いがあります。課題内容には、どんな人物が利用するのか必要な家具や素材などがある程度書かれています。その内容にそったデザインがされているかが重要な採点ポイントになってきますので、要求されているものをデザインしましょう。

平面図、平面図、天井伏図などは、正確に書くこと。寸法の書き忘れがないかよく確認してから提出するようにしましょう。パースや透視図は、全体を正確に計測して採点することはないので、全体に気を使いすぎず必要なところだけはしっかり押さえて、残りは見て違和感のない程度で大丈夫です。

12時間の時間があるとはいえ、余裕を持ちすぎて最後に慌てて間に合わせるのでは勿体ないので、ある程度どの図面にどれだけの時間をかけるのか計画的に進めていきましょう。平面図などだけでなく、スケッチやパースなど苦手な図面もあるかと思いますが、課題発表から1ヶ月時間がありますので、しっかり下準備をして当日頑張りましょう。

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