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010インテリア設計士を知ろう アーカイブ

2008年07月09日

インテリア設計士とはどんな資格?

インテリア設計士資格とは、経済産業大臣の許可を得た社団法人日本室内装備設計技術協会(日本インテリア設計士協会)が認定する資格です。インテリア設計士資格検定試験に合格し、登録を行うことで「インテリア設計士」の資格を得られます。インテリアに関する設計・施工などの高度な知識・技術・技能があることを証明します。

日本インテリア設計士協会は、インテリア設計士資格試験を行うことによって、知識や技術、技能を学ぶだけでなく、「インテリア」という定義を正しく理解してもらいたいという意図も含まれています。「インテリア」といえば、テーブルや椅子などの家具やカーテンなどを想像しますが、最近では、空間全体の音、光、色、香りまでも含めて「インテリア」と呼ぶ傾向にあります。

そして、建築のハード部分を「スケルトン」に対する言葉として「インフィル」が使われますが、まさにそのインフィルの全てがインテリアを指すものです。インフィル=インテリアという考え方は、国土交通省発行の公式資料でも採用されており、インテリア」という言葉を正しく使ことで、インテリア業界を正しい方向に導くことができると考えています。

インテリア設計士資格は、戸建住宅や集合住宅、オフィスビル、商環境、モデルハウスなどにおいてリノベーションを含むインテリアの設計を行い、より快適で安全、魅力的なインテリア空間の提供をする為に役立ちます。

インテリア設計士試験は何を学ぶの?

インテリア設計士試験では、歴史から実際の設計技術まで、インテリアデザインに関するありとあらゆることを学びます。インテリアを勉強するには、まず知ることから始じまり。今までどんな技術が開発されてきたのか、またどのようなデザインが流行し求められてきたのか。家具一つデザインするにも、形だけでなく素材のことまで知っておく必要があります。

使われる材料も、手触りや耐久性、適した物を選べる知識がなければなりません。インテリア設計士資格では、そういった素材から構造、さらに全体のバランスを計画し、空間への配置の仕方まで幅広く学ぶことができるのです。さらに、電気系統や水回り、空調設備、いざという時の為の防犯設備まで学び、より快適な空間作りができるよう配慮されています。

そして、学んだ知識を活かし、平面計画・照明計画・色彩計画など全体の計画の仕方を学んでいきます。また、設計した内容を他の人へ伝える技術も学びます。平面図、展開図の作成、仕上がりを表現するのに適したパースの技術も学びます。基礎的な技術を学ぶことによって、より魅力的なインテリア空間を設計することにも繋がります。

特にパースを学ぶと、ラフスケッチなど頭の中で考えているデザインを具体化することにより、思っていたものとは違うなと感じることで、より理想的なデザインをすることができます。インテリア設計士資格試験では、実践で使える知識や技術を学ぶことができるのです。

他のインテリア関係資格との違いは?

インテリア設計関係の資格はいくつかあります。インテリアコーディネーター、インテリアプランナー、一級建築士・二級建築士、木造建築士などがあります。インテリアコーディネーターは、インテリア設計士と違って設計はしません。ある空間の中でカーテンを選んだり、ソファーとのコーディネートなどをする仕事です。

壁紙から部屋全体をコーディネートする仕事から、家具を販売する店舗など活躍の場は様々です。インテリアプランナーは、インテリア設計士よりも高度な技術が求められる資格です。インテリアプランナー資格を取得すれば、もっと大きな仕事をすることができるでしょう。

一級建築士・二級建築士は、1番有名な資格なので誰でも知っているかと思います。建築士の資格を取得すれば、建物全てを設計することができます。建築士の資格は、設計の技術も学びますが、建築基準法など法律関係の知識を学びますので、インテリア設計士よりは堅苦しい資格です。デザインの知識を学びたいのであれば、インテリア設計士の方が適しています。

木造建築士は、その名の通り木造の建物だけ設計できる資格です。正確には1階または2階建て延べ面積300平方メートル以下ですから、個人住宅の設計がほとんどで、インテリアに関してはあまり深く学ぶことはない資格です。インテリアを中心に学びたいのであれば、インテリア設計士資格と共にインテリアコーディネーター、インテリアプランナーの資格も受けてみてはいかがでしょうか。

インテリア設計士資格は、どのように役立つ?

インテリア設計士資格は、インテリアの勉強ができるだけでなく、学んだ知識を証明することにより就職活動も役立てることができます。受験資格に学歴を必要とする資格の為、学生の方が多く受けられるかと思います。2級試験は建築やインテリア関係の学校であれば、在学中で受けることができるので、気軽に挑戦することができます。

学校で学んだ知識や技術は、卒業して就職するまで生かすことができないので、実際働き出すまで不安なこともあるでしょう。そういった不安を取り除く為にも役立ちます。インテリア設計士の課題は、テーマが発表され、それにそったデザインをコンセプトから自分で考え設計する資格なので、実践的な技術を学ぶこともできるからです。

実際にクライアントから依頼を受けて設計しているのだと思えば、仕事へも繋げられる資格試験となります。また、学生の方だけでなくお勤めの方も、より専門的な知識を学ぶことによって、仕事の幅を広げることができるでしょう。日頃の実務経験がどれだけ自分の身についているのか知ることにも役立つでしょう。

働きながら資格試験の勉強をするのは大変でしょうが、知識や技術はあり過ぎて困ることはありません。学んだ知識もその場から仕事へ生かしていけば良いのです。学んだ知識や技術は、自分の身につくものなので、何よりも自分の為に役立つと言っても過言ではないでしょう。インテリア設計士資格試験に挑戦することで、より良い自分になりましょう。

インテリア設計士資格の魅力

インテリア設計士の魅力は、他のインテリア関係の資格に比べて取りやすいことにあると思います。特に2級試験は合格率80%程で、1度で受からなくても、何度か受ければ必ず取得できるでしょう。学歴や実務経験が必要なものの、その業界で働きたいと思っている人や、実際働いている人にとっては、気軽に受けることができる資格試験なのです。

また、インテリアコーディネーターのように知識的なことだけでなく製図の実技試験があることや、建築士のように堅苦しくないことも魅力だと思います。さらに、建築士資格試験は、配置図兼1階平面図、 2階平面図、矩計図、立面図、断面、面積表の全てを4時間半で完成しなければならないのに対し、インテリア設計士資格試験は、12時間もあるのです。

建築士資格試験は、正確さやスピードも要求されますが、インテリア設計士資格試験には余裕があります。その為、建築士試験を受ける前の準備として受けてみるのも良いのではないかと思います。実技試験で提出したものは、この部分が良くなかったというように添削されて返却されますので、自分がどこに弱いのかを知ることもでき、今後の勉強に役立てることもできます。

インテリア設計士資格は、入門的な意味合いも含めた資格試験です。製図時間が12時間なのもその為で、気軽に挑戦して欲しいという意図があるからです。まずは1度挑戦してみて、ダメでも諦めず少しずつステップアップしていきましょう。

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